それから二人は
中学の時の話や
今の学校の事
友達の事とか
勉強の事とか
いろいろな話をした

もうそれはそれは
楽しくて楽しくて

楽しくて楽しくて
時間の経つのを忘れるくらい
楽しかった・・・

やっぱり今のこの関係を
崩したくないと決心してしまった・・・

「で? 先輩は学校に
 好きな子とかは?」

話の流れでそう聞いてきた

「ん?いないよ!
 俺の高校ってバカじゃん?
 周りの女もガサツなやつばっかで
 好きになんてなれないよ。」

「そうなの?
 私もガサツだけどね?!」

「何言ってんの?!
 有香ちゃんなんて
 うちの学校の女に比べたら
 天使だよ?!
 かわい過ぎるよ!
 もうそのかわいさは
 犯罪だよ?!」

好きの一言さえ言わなきゃ
何でも言ってやるって感じで
どんどん彼女を褒める俺

「中学ん時もずば抜けて
 かわいかったじゃん!
 俺らの学年でも1・2位の
 人気だったよ?!」

「う~ん。先輩。
 褒め過ぎ!
 そんな事誰にも言われた事
 ないよ?」

「だから!
 かわい過ぎるんだって!
 そんなにかわいかったら
 何にも言えなくなるよ!
 どうせ言ってもムダだって!」

「だから、褒め過ぎだってば。

 でもだったら私ダメじゃん?
 誰からも告白されないね?」

悪戯っぽく舌を出す彼女

「そんなの!
 有香ちゃんがその気になれば
 彼氏なんてすぐに出来るよ!
 俺が保障するよ!」

「・・・そうですか。」

・・・・・。
・・・・・。

なんか怒った様に見えた・・・