「……と言う事です。あの方々が去った後、直ぐに研究所と警察の方が来て今に至ります」

「それで、俺は風邪と力の所為で2週間も……か」

「はい。ひどい高熱でしたので、一時は本当に……」

「あー、志那ちゃん言わなくて良い言わなくて良い。また思い出して泣いちゃうから…」


志那は慈に壊せなくて残念だったかを尋ねた。慈は“さあな”と曖昧な答えをした。


「エイリさんや他の皆さんの為にも、少しだけ生き方を変えてみません?」

「それも楽しそうだな」


病院の個室に無数の笑い声が響いた。







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