何処かの廃墟。月明かりの下で若い2人が謎の会話をしていた。

1人はセミロングの少女。もう1人は空色の瞳を持った少年。

そして廃墟の周りには彼らの従者と思われる人物数人。ピアノの音色が微かに聞こえる場所。


「駄目だった、か……こう言うのって難しいね、本当」

「上手く行くと思ったのですが、中々思うようには行きませんね…」

「まあいいや。次はちゃんと計画を練らないと。アイツの実家でも襲おうか?」


何かの計画の最中であった。すると空色の瞳の少年は従者の1人を呼んだ。

そこから3人の相談が始まった。ある結論に達すると、少年は笑った。


「いいね!それ。もうそれで良いんじゃない?ねえ、ミナ?」

「ワタシは貴方に従うまでですから……」

「それでは準備もありますので実行日は……」


とても楽しそうに会話をしているように見えるが、内容はとても残酷に近い物であった。