「オレだって誰なのかも分からないのにな……会おうとするなんて大した根性だよ」
「今日はまだ来ていないのですか?」
「……嬢ちゃん、そんなに気になるのか? だけどあの野郎、一昨日辺りから来なくなったんだよ」
そのまま警備員さんと別れ、南雲さんの元へと向かいました。
すると南雲さんは1通の手紙を渡して下さいました。なんでも、私宛ての手紙のようでした。
何時もは私や破滅の力の方宛ての手紙なんて、私達は目にしません。
だけど何故この手紙だけは此処にあるのでしょうか?
「君や破滅の人宛ての手紙は上で内容を確認した後、お礼の手紙だけは僕達“使い”の所へ回される」
「私、そのようなものは1度も拝見した事がありませんよ?」
「ああ、それは……君の事だから返事を1通1通書きそうでね。敢えて見せていないんだ」
お礼ならば返事を書くのが礼儀なのに、どうしてそれをさせてくれないのかは分かりませんでしたが、
早速内容を読んでみる事にしました。本当に何の変哲もないお礼のお手紙でした。
「今日はまだ来ていないのですか?」
「……嬢ちゃん、そんなに気になるのか? だけどあの野郎、一昨日辺りから来なくなったんだよ」
そのまま警備員さんと別れ、南雲さんの元へと向かいました。
すると南雲さんは1通の手紙を渡して下さいました。なんでも、私宛ての手紙のようでした。
何時もは私や破滅の力の方宛ての手紙なんて、私達は目にしません。
だけど何故この手紙だけは此処にあるのでしょうか?
「君や破滅の人宛ての手紙は上で内容を確認した後、お礼の手紙だけは僕達“使い”の所へ回される」
「私、そのようなものは1度も拝見した事がありませんよ?」
「ああ、それは……君の事だから返事を1通1通書きそうでね。敢えて見せていないんだ」
お礼ならば返事を書くのが礼儀なのに、どうしてそれをさせてくれないのかは分かりませんでしたが、
早速内容を読んでみる事にしました。本当に何の変哲もないお礼のお手紙でした。