「自分勝手な思いだけでそんな事をするだなんて・・・」
「これがきっと最初で最後の、私の意志で行う蘇生でしょう。この方にはまだ生きてもらわないと。
誰か呼んで来て下さいませんか?蒼一さんが息を吹き返した事を伝えて下さい。
あ、そうでした。何があっても、もう1度安楽死の処置をしないで欲しいと言う事も一緒に。」
南雲さんは少々戸惑っていらっしゃいました。なので私は笑顔でこう言いました。
「これは神様の命令ですよ。南雲さん?」
「りょ……了解」
*
「退院おめでとうございます。蒼一さん」
「志那……」
あの出来事からどれくらいが経過したのでしょう。蒼一さんが退院する日がやってきました。
生きている事に驚いていたのはやはり蒼一さんご本人でした。
何故自分が生きているのかと何度も何度も問われていました。だから私は答えました。
「これがきっと最初で最後の、私の意志で行う蘇生でしょう。この方にはまだ生きてもらわないと。
誰か呼んで来て下さいませんか?蒼一さんが息を吹き返した事を伝えて下さい。
あ、そうでした。何があっても、もう1度安楽死の処置をしないで欲しいと言う事も一緒に。」
南雲さんは少々戸惑っていらっしゃいました。なので私は笑顔でこう言いました。
「これは神様の命令ですよ。南雲さん?」
「りょ……了解」
*
「退院おめでとうございます。蒼一さん」
「志那……」
あの出来事からどれくらいが経過したのでしょう。蒼一さんが退院する日がやってきました。
生きている事に驚いていたのはやはり蒼一さんご本人でした。
何故自分が生きているのかと何度も何度も問われていました。だから私は答えました。