独りぼっちになってしまったママは、奇声を上げながら家を飛び出して、団地の階段を駆け降りた。

その時、ちょうど団地の前に、来日していたアメリカ大統領のリムジンが停まっていた。

「ハッピーバースデー、ミスタープレジデント。キルユー!」

包丁を振り上げたママに、SP達が銃弾を何発も叩き込んだ。

「なんの、これしき…」

ママは気持ちだけでなんとか踏んばったが、止めとばかりに正面から日本刀で体をまっ二つに切られて、死んだ。