「タカシが授業中にシャブを!」トシ子が悲鳴をあげる。

「やはりご存知ありませんでしたか。吉田さん、百聞は一見にしかずです。実際のところを見に行きましょう」

校長の提案で、三人はタカシのいる三年二組の教室を覗きに行った。

教室では副担任の前田が算数の授業を行っていた。