「別に・・・何もないよ」
不機嫌そうに雅は答えた。
「ふーん。なら別にいいけど一人で抱え込まないで私にも相談してよ?」
優しく愛子は雅に言った。
「うん・・・ありがと」
こういう時、友達の大切さに気ずくことができる。
愛子がいてよかった。
「何言ってんの!私は雅の友達なんだから当たり前でしょ?つか早く調理室行こうよ!一時間目、調理実習だよ?」
雅と愛子は教室をでた。
調理室に行くときは必ず隼人のいる教室の前を通らなければならなかった。
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