「・・・雅が言うなら無理だって言えねぇな。わかったよ。足・・・冷たいよな。これ俺のだけど無いよりましだろ」 隼人は自分の靴箱から予備の上履きを出して雅に履かせた。 雅達は一緒に教室に行った。 教室に入って雅達は驚いた。 黒板には沢山雅に対する悪口が書いてあった。 その時雅の目から涙があふれた。 『泣くな。このくらいで泣くな』 雅は心の中で自分に言い聞かせた。 それでもあふれてくる涙。