すると隼人は雅の肩を抱いてこう言った。

「雅の彼氏の紺野隼人!よろしくな雅の友達!」

ノリノリで言ってる隼人に対し、雅はなんてこった!という顔をしている。

それもそのはず。

隼人はかっこよくて優しい。

要するにモテル要素を沢山持っているということだ。

しかし雅は何処にでもいる様なごく普通の女子高生という感じだ。

そう考えているとふと隼人が言った。

「雅!今日一緒帰ろうな!校門の前で待ってるからさ。じゃまたあとでな!」

笑顔で隼人は教室へ帰って行った。