「一輝くんかぁ〜」
 




 隣に王子がいる
 そう考えただけで
 時間が経つのも
 自然と早く感じた。






 チャイムがなって
 奈美が走ってきた





 「美憂!あいつ!」




 「あいつ呼ばわり
  しないで〜」




 「まぁ…しっかし
  美憂のタイプ
  そのものだね」




 「そーなのっ」




 「俺、あーゆう奴
  …無理」




 「だよな〜」




 「うわっ、優斗まで」





 今 来たのが
 
 田島 優斗。

 おちょーし者で、
 海の親友。





 「でも、優しいそうだよな〜」




 「さっすが優斗!
  わかってくれる〜?」





 あたしは興奮して
 優斗の手をとって
 ぶんぶん 振ってた。





 「おまッ、手いてーよ」



 「嬉しいんだもん」





 みんな 批判的だったから
 優斗の意見は
 もう 嬉しくて嬉しくて



 て、別に一輝くんの
 彼女でもなんでも
 ないんだけど