「わかんないぢゃん…」
 
 
 
 ちょい 拗ねてると
 
 担任が何か言ってた。
 
 
 
 
 
 の、すぐ後に
 教室のドアが開いて
 
 
 
 
 「…あぁ…ああ」
 
 
 
 言葉にならないほど
 驚いた。
 
 
 
 だって…目の前に
 
 
 
 
 
 「んだよ、」
 
 
 
 あたしは後ろを向いて
 
 
 
 
 「か…海、
  あたしは夢見てるのかな?」
 
 
 
 「はぁ?」
 
 
 
 
 そうなっちゃうよ
 
 
 だって 目の前に…
 
 
 
 
 「だって、王子様が」
 
 
 
 
 
 そう、王子様が…
 
 
 
 
 
 「白石 一輝です。
  よろしく」
 
 
 
 
 
 運命…これは
 神様があたしにくれた
 運命なのかな?