一人きりの部屋に

従兄の
友希(トモキ)が来た。





「涙希……。」





泣きながら
私を抱き締めた。


「友くん?
なぁに?
どして泣いてるの?」






もう、世界が
歪んだ私に


ただただ


「ゴメン。」
と謝る友くん。





「私は
神に
愛されなかったんだよ……。」





「ゴメン……。
ごめんな……。」