「もぉすぐ駿の誕生日じゃなぃ?」

12月に入ると夏美が舞に言った。


「ぅん。駿,イブイブの日だからね−。何ぁげょぅかなぁ。」と悩む舞。


「さりげなく,駿の家の雰囲気とか見て,探ってみれば〜!?今日,午前中授業だし。」




「ぅん。だねっ!!今日,早速誘ってみる。」


「ぅん!!」

夏美は舞にニコッと笑った。












「駿。‥今日さぁ,駿の家に連れてってくれなぃかな。」

駿を呼び出して小声で話す舞。


「…ぇっ!?」


「‥だから,昼から駿の家…行っちゃだめかな。」

駿の袖を握り,話す舞。


「‥ぃゃ,昼とか親ぃね−し。…その‥。」



「だめ?」


「…」




煮ぇ切らなぃ駿に,舞は
「‥ごめんね,嫌だょね。急に…じゃぁ,ごめん。」
と言って教室に戻ろうとした。



「‥まっ,待って!!」

舞の腕を掴む駿。



「‥部屋汚ぃけど…来てくれるか?」





「‥無理してなぃ?」

少し瞳が潤んでぃる舞。




「ぅぅん。一緒来て!?‥なっ?」


駿が真面目な顔をして舞に言った。