少しだけ落ち着くと,舞は夏美の所に向かった。
でも,公衆電話の所に夏美の姿は無ぃ。

…皆の所に帰ったのかなと思ってぃると

「舞っ!!」
とぃぅ声がした。






店の横にぁる,ゃっと一人か二人,入れるょぅなスペースに,夏美は自分と同じょぅに,顔を涙で濡らしながらしゃがんでぃた。


「どぅしたの?夏美。」

夏美の隣に,舞もしゃがみこみ,夏美の顔を覗き込んで尋ねた。




「‥ぁのね。貴晴が,ぅちの事好きだって。…本当は“決勝に勝ったら告白しょぅ”って思ってたんだけど‥って言ってくれたの。
ぅち,本当に嬉しくって…。」

泣きながらも,嬉しそうに話す夏美を見て,本当に心から良かったって思ぇた。…でも,心の隅っこの方では,ズキンズキンッと軋んだ音がする。





「舞‥,駿と何か有ったの?凄く,目腫れてる。」


「…」


ぃっもとは違ぅ舞の様子で,夏美は悟った。



「‥ダメだった?」

「‥ぅん。」





「‥そっか。…舞,ょく頑張ったょ。でも,無理に忘れょぅとしちゃダメだょ!!自分の気持ちに素直でぃなきゃっ。駿の事が好きなら,まだ好きなまんまでぃな!?」







「…ぅん。ぁりがとね。‥でも,今日はこの顔じゃ,皆のとこ戻れなぃから,先に帰るゎ。親呼ぶね。」


「‥ぁっ,じゃぁ,ぅちも乗せてってくれる?舞,ぃなぃとっまんなぃから。」


「…ぅん。」

夏美が自分に気を使って,そぅ言ってくれてるのがすぐに分かった。








親が迎ぇに来て,夏美と一緒に車に乗って帰る時,車の窓から,はしゃぎぁぅ駿と優花の姿が見ぇた…。