「‥なぁ…。‥ぉ前ってさ,好きな奴とかぃるの?」


目がぁったまま,駿が舞に尋ねた。今までぁまり見たことの無ぃ,真剣な顔。




「‥ぇっ!?何,急に…。‥じゃぁ,駿はどぅなの?」

自分の気持ちを素直に言ぇずに,舞は駿に言った。
本当は,今すぐにでも“駿が好きだょ”って言ぃたかった。
でも,恥ずかしさと不安から,たった2文字の言葉すら出てこなかった。‥出てきたのは,はぐらかした言葉だけ…。










「‥俺!?…俺は‥ぃるょ。好きな子。」




舞の身体がドクンと波打った。身体中の熱が上がるょぅで,涙が出そぅになった。今にも声を上げて泣き出しそぅになった。









「‥どぅぃぅ子?可愛ぃ?」



(…違ぅ!!こんな事が聴きたぃんじゃなぃっ!!)

そぅ思ったが,もぅ言葉に出てしまってぃた。










「‥ぅん。俺にとって一番大切な奴だし,…すっげ−可愛ぃって思ってる。俺がどんな時でも,そぃっの事守ってゃりたぃんだ。‥俺もそぃっが居てくれるだけで,本当に支ぇられてっから。」










「‥そっか。」

もぅ,涙が頬をったって流れてきてぃた。


(‥嫌だ!!…嫌だょ,駿っ。ぅちの前で,そんな風に他の子の事話さなぃでょ‥。)








‥自分の気持ちを伝えるなら今しか無ぃ。…伝ぇなぃと,もぅ本当に駿は離れてぃってしまぅ‥。