「何〜その手!!」

舞の両手ぃっぱぃの小銭を見て,夏美が笑った。



「夏美…ちょっとここじゃ‥ぁれだから。ちょっと外行こっ!!」

そぅ言って,舞は夏美を連れ出した。皆は二人に気付くことなく,はしゃぃでぃる。


「ねぇ,舞,ぃったぃ何なの!?何か有った?」

店を出ると夏美が舞の方を向いて言った。










「‥ぁのね夏美…その‥貴晴が試合で骨折して,今日来られなぃらしぃの。‥それで,決勝にも出られなぃって…。」









「‥嘘。」

さっきまで,無邪気に笑ってぃた夏美の顔から笑顔が消えた。身体中の力が抜けてぃくょぅに夏美はペタンと地面に座り込んだ。


「‥だって…貴晴,絶対優勝するって‥そしたら,言ぃたぃ事有る,って言ってた‥のに。」

そぅ言って,夏美は泣き出してしまった。多分貴晴は勝ったら夏美に告白しょぅと思ってぃたのだろぅ。
…普段,照れ屋な貴晴が‥そぅ思ぅと,一層,舞も二人の気持ちが痛ぃほどゎかり,目にぃっぱぃの涙が浮かんできた。


‥でも…。

舞は,溢れそぅな涙を手で,ぐぃっと拭くと,夏美に言った。

「夏美っ,貴晴にはまだ次が有るでしょ?今回は本当に残念だったけど‥。悲しむょり,貴晴のこと元気付けてぁげるのが,今は大切なことなんじゃなぃかな?‥ぅちは,ぃっつも夏美に支ぇられてるから,今は,ぅちが夏美のこと支ぇたぃの。」








「‥ぅん。ぁりがと…舞。」

まだ,顔中涙でぐちゃぐちゃの夏美が顔を上げた。





「その顔,貴晴に見せてぁげたら?」

冗談ぽく舞が言った。

「‥ばか!!」

夏美が舞のぉ腹を叩ぃた。









「痛っ。ぁっ‥でね,駿が夏美に,貴晴のこと元気にして欲しぃんだって。今さ,駿,公衆電話の所に居るから。行こっ!!」

そぅ言って,舞は夏美を立たせた。




「‥ぇっ,何でぅちなの?」


「さぁ,何ででしょうね〜。」

舞はぃじ悪っぽく笑った。