それから、どの位泣いたかな。 周りには、人もあまりいなくて、寒さが増してる。 「さむっ」 帰らなきゃ。 ベンチから立ち上がろうとしたら 「どうしたの?」 上から声がした。 顔をあげると 同い年位の男の子が立っていた。 えっ…… 何も答えれないでいると 「ちょっと待ってて」 そう言って男の子は走って、どこかに行った。 えっ……何?