思い足取りのまま、お店を出た。


そしてそのまま、孝幸の会社へと向かった。


歩いて5分くらいだった。
ホントだ・・・すごく近かったんだ。



「あ…、ここまで来ちゃったのはいいけど、電話しないといけなかった!」



そう思って携帯を鞄から出した時、


「あ―、孝幸の彼女!」


いきなり、大きな声で叫ばれた。

な、何っ・・・??

パッと振り返ると、会社のほうから今日孝幸とお店にきた男の人が何人かの男の人達と出てきたところだった。。


「こ、こんにちわ。えっと・・・」


「どうも俺、孝幸と同期の坂本(サカモト)。
よろしくね。あと、こいつらも孝幸の同僚。。」


「瞳です。よろしくお願いします。」


「孝幸、待ってるの?」


「今から電話しようと思ってたところです。」


「そうだ。連れてったげるよ。付いておいで。。」


「え・・・」



なんと私は、坂本さんとその他同僚の人達に引っ張られ、会社のなかへ連れてかれた。



って私、入っていいのかな・・・!?