「そう言えば、タケさんは?」



いつも一緒のタケさんの姿を探す。

すると、ちなは呆れたように



「店の留守番。もう優華と私にベッタリで仕事しないんだもん。」


「ハハッ、今ごろタケさん泣いてんじゃない?」


「ホント、付き合った時はもうちょっと年上らしかったのになぁ~。」



ちなも紅茶を頼んで、3人で席につきながら話していた。



「ちなつチャンの旦那さん、年上なの?」



瑠美さんが綺麗な栗色の髪を耳にかけながらちなに聞く。



「はい、一応。孝幸さんの友だちなんですけど、全然年上らしくなくて。」


「じゃあ、もしかしてすごく年上じゃない?確か瞳チャンも孝幸さんと9つ離れてるよね。」


「私と旦那もです。高校のとき知り合って。」


「知り合ってというか、タケさんの一目惚れだったじゃん。」



タケさんの猛烈アタックにもちなは、なかなか落ちなかったよね☆


冷たくされてもタケさんは健気にちなにラブだったなぁ。


そんな思い出話や、瑠美さんの恋愛話を聞いたりして意外に盛り上がってたところに・・・