「触んなッ!!」
え………
孝幸っ!!
部屋のドアの前には、男達を睨みつける孝幸がいた。
やっぱり、助けにきてくれた…。
「何だぁ~?お前は?ここに入ってきていいと思ってんのか?」
いつの間にか小刀を持った男が孝幸のほうにじりじりと近づいていた…。
「孝幸っ・・・危ないよ!」
私は叫んだ・・・同時に目を瞑った。
ドスッ――――カランッ・・・・
やっ!孝幸…刺された!?
「…物騒なもん、ちらつかせてんじゃねぇよ…。」
恐る恐る目を開けると、目の前には、転げ倒れた男…、そしてそれを見下ろす孝幸…。。
よかった…。刺されてなかった…(泣)
その後も、襲いかかってきた男数人を孝幸は1人で倒していった…。
そして私の元へ・・・
「たかゆ……っ!孝幸後ろ…!
―――――ドカッ
「っと…。大人しく寝てろ。。」
後ろから孝幸を殴ろうとした男を足蹴りして倒したのは、
「凉さんっ……(泣)!」
「真子っ。大丈夫か?」
涼しい顔して簡単に男を倒した凉さん。
と、大チャン。
大チャンも凉さんも助けにきてくれたんだ・・・。
それから、私達3人の縛られていた手首を解いてくれた。。
ふぇ・・・こわかったよぉ・・・
孝幸の胸に顔をうずめた・・・
温かくて安心できる孝幸の胸の中…
「怖かったな…。もう大丈夫だからな…
絶対守るって言っただろ?」
「うぅ……孝幸ぃ……」
やっぱり孝幸は、約束を破ったりしない。