おかしいよ…。
そんなのおかしい!
いくら気に入らない相手がいるからってこんなやり方するなんて、ひどすぎる!
「おかしいよ、そんなの!朔夜くん!
こんなやり方で孝幸に復讐なんて、できっこない!朔夜くんは孝幸に勝てない」
「どんなやり方でも、アイツが苦しめばいいんだよ。それとも、アイツが助けにくるとでも?」
「孝幸は絶対に来てくれる。」
孝幸は絶対に私を守るって、約束してくれた。
孝幸は、約束をやぶるなんてない。
「たとえ来たとしても、ここまで来れないだろうな。…下には怖ぁ~いヤクザさん達が見張ってるからね~…。」
・・・どこまであなたは、寂しい人なの?
朔夜くんが後ろへ下がると同時に、何人かの怖そうなヤクザの人達が私達に近寄ってきた・・・
「今日は組長もいないし、たっぷり楽しめるよ。」
ニヤニヤとした派手な柄シャツをきたおじさんが私の顎をもって上にあげる…
「やっ!」
成美と真子があぶない!
2人を巻き込んで…私何やってるんだろう…。
孝幸…、孝幸…。お願い、助けにきて!
男達が…私をちょうど押し倒した時だった―――――・・・・