こんな無邪気な笑顔を…泣き顔にしたくない。



でも、本当にタケさんの子供なのかな…



くしゃっと笑うとこなんか、ちょっとタケさんに似てる?



分かんないや。



「なんか、ちなカッコイい!」


「へ?」



瞳がそう言った。
カッコイいって、私が?



「だって、恋人の隠し子をそんなに割り切って預かれないって。それでなくても、ちなだって今、出産前で大変なのにさぁ。」


「ちな、何かあったら言って?私達も手伝うから。無理しちゃだめだからね?」


「うん。みんなありがと。大丈夫だよ、梓チャンいい子そうだし、父親のタケさんがいるから。」



わざと、強調して言ってみた。
だってタケさん、さっきから縮こまってるんだもん。おっかしぃ~!



「みんなして~、隠し子じゃないって~(泣)。。俺、覚えないってー。。」



すると、嘆くタケさんの腕にくっついてきた梓チャンは…



「パパじゃないのぉ…?あずしゃ…パパにしゅてられたの?…」



うるうるな目でタケさんにそう言った。



「うう゛…。。違うんだけど…なんていうかなぁ…。。」



困り果てるタケさんなのでした。



さぁ、これからの生活…どうなっていくのでしょう。。



「パパぁ♪」


「パパじゃないよ~…たぶん。。(泣)」



大変そうです。。




~*ちなつsideおわり*~