(＊ちなつside＊)




「タケさん。」




一向にシャンとしないタケさんに痺れを切らして、私は口を開いた。



私をみたタケさんの顔・・・


ﾊｧ…なんて情けない顔してるワケ？


私だって今、何が何だか分かんなくて、整理つかなくて困ってるってのに…。



「ウジウジしてどうするの？タケさんが父親かどうかとかあとでいいじゃない。とりあえず、梓ﾁｬﾝは責任もって預かるよ。わかった？」


「ちな…、いいの？」


「いいもなにも、梓ﾁｬﾝは悪くないんだから。追い出してもこっち大人の勝手じゃない。」



私はそう言って、座ってる梓ﾁｬﾝに、



「梓ﾁｬﾝ、ちなつって言うのよろしくね」


「うん！ちなちゃん♪」