帰りにちなが、タケさんが帰ってきてるはずだから寄ってかないって。。



タケさんにもちゃんと新年のご挨拶しないとね!



ということで、そのままみんなでタケさん&ちなのお住まいへ☆



「タケさん、多分落ち込んでるわ。一緒に年越しも初詣もいけなかったから」



お店の横の二階への階段を上がりながら、ちなが言った。


ほんとに、あのちな熟愛のタケさんだからね。何か落ち込んでるタケさんが目に浮かぶっ。。



「あいつは、ほんと馬鹿だな。あんなのが父親になるんだからな。」


「そういうなよ~。タケだってあれでもちょっとはしっかりしたんじゃないか?確かに馬鹿だけど。」



ちょっと②、凉さんもお兄ちゃんもそこまで言わなくても!


ちなも何かめっちゃ頷いてるし。。

タケさんどんだけ~??



そして家の鍵を開けたちなが、


「あれ?タケさん~?」


ちなも私達も、きっとタケさんの事だから『ちなぁ~~会いたかったぁ~~☆』
とか言って出てくると思ってた…。

予想外の静まり返った家。。



「とりあえず、入って下さ~い。。」



ちなが、お腹を抱えながら先に家の奥へ入っていった。


そこに私達も、あとから入っていく。


すると、リビング続くドアを開けて立ち尽くすちながいた。。



「どうしたの、ちな?」



不思議に思い、私と真子がちなの視線の先を覗いた。



そして、私と真子も固まった。。