「私はどうなのかなぁ…。。恋をしたのって孝幸しかいないからなぁ…。」


「俺に恋してた時は、どうだった?」



孝幸に恋してた時・・・かぁ。


いつもそばに居てくれて、優しくて、カッコ良くて頼りになって…そんな孝幸の事、いつの間にか好きになってたって感じだったなぁ・・・。


好きって自覚した時からは・・・好きって分かってるのに孝幸が困っちゃうからって、黙ってようって必死だった。



「んー…とにかくいつもヤキモチ妬いてた。心のなかで好きって想い続けてた」


「そうだったな、俺が大学から女友達と歩いて出てきたら、瞳いつも泣きそうな顔してたもんな?」


「えー?してないよ。」


「『何泣きそうにしてんだ』って聞くと、『私はどうせ子供だもん。』ってゆってた。」



う"・・・そうだったかも。。

あ、でも!


「孝幸だって、私が北川さんと一緒に居ると不機嫌だったよー?」


北川さんは孝幸の友達で、私がT大の前で孝幸を待ってると、よくジュースを奢ってくれた。


よくベンチで2人で話してたら、孝幸がきてすぐ、北川さんを邪魔者扱いしてた。


孝幸だってヤキモチだったんでしょ?