(*孝幸side*)


まさか、落ち着いたはずだった。


家についた頃には、瞳を前に抑えられなくなっていた。


思わずドアを閉めるなり、瞳の赤く潤んだ唇にキスをした…いや、食いついた。



あの女に飲まされた薬か…。。

効き目長持ち、パワー強大ってやつか…



あの女に迫られた時のように、俺のは反応しない訳がない。

だって、好きな女だぞ?



俺だって止めらんねーよ。



てなわけで、薬の効力と…瞳の首筋に微かに付けられたキスマークへの嫉妬心から、瞳を荒々しく愛してしまった。



いつも以上に感じさせたい、感じたい。
もっと…。もっと…。


息使いも乱れ、汗の滲む体の瞳は、そんな荒々しく、激しく求める俺に答えるかのように…いつも以上に敏感に反応していた。



体力を消耗しきった俺達は、抱きしめ合ったまま、眠りについた。。



俺の腕のなかで小さな寝息をたてる瞳を見つめて、結城さんの言葉を思い出した。



“他の男に任せるなんてできない。
  ―――――……俺が幸せにする。”



「瞳、俺がお前を幸せにするからな。」



可愛い眠り姫に、そっと囁き……その可愛いおでこに、キスをした。