『冗談やめろよ!!そんな事親にも聞いてねぇし、第一俺には亜美がいるのにお前と結婚できるかよ!!』

「あきら…」

『でも、これは決まった事なの。両親に聞いてみるといいわ。』


『話はこれだけです。両親に聞いたら、私に報告をしてください。藤井さんもいて構わないので』

それだけ言い残すと、高梨さんは屋上を後にした。


『嘘だろ…。』

晃は、しゃがみこんでいた。


「あきらぁ…。高梨さんと結婚なんてしないよね??」


私は我慢の限界に涙を流していた。