高梨さんは人の気配を感じたのか、後ろを振り向いた。


『昼休みなのに呼び出してごめんなさいね?』


「あの、高梨さん話って…」


『…実は私ね、この学園で学年が一緒でクラスが同じ人と、婚約を…しているの』


『それをわざわざ何で俺達に言うんだ?』


ドクン…。
私の予想だけど、高梨さんの婚約者って……。