＊　＊　＊　(翔平side)

朝、学校へ行くと、なんか教室がざわざわしていた。

「昨日はすごかったですわ。」
「そうですねー。」

昨日って・・・あれしかないよな。
ったく。運悪すぎだろ。
ちょうど女子に見られてたなんて・・・

「・・・・・。」
「そうかさん？大丈夫？？」
「うわっっ、翔子！？」

なに動揺してんだよ。そうか。

『『おはようございます、翔子様。』』
「みんな、おはよう。」
「翔子様、今日もきれいですねー！」
「ありがとっっ。」

はぁー。女子ver.もやっぱ疲れるな。

「はぁ・・・」
そうか、ため息って・・・昨日のこと気にしてんのか？


「おはよぉー！！」
『『おはよう。いくちゃん！！』』

「そうかさんの隣の席座ってもいい？」
「えっっ」

なにいってんだ、いくと。
昨日あんなことあったんだから、だめに決まってんだろ。

「なによー。今私がそうかさんと話してたんだけど。」
「別にいいじゃない。」
いやいや、よくないし。

「私、そうかさんのこと好きだから。」

はぁ―――――――――！？

『『キャーー！GL発言！！？』』
「やっぱり、昨日のは本当だったんですね。」

「なに言ってんの！女子同士でしょ？」
「別にいいじゃない。翔子さん。」
「そうかさん、行きましょう。」

「ヤキモチ」　(ボソッ

「なっっ・・・/////」

『『えっっ！！』』
「いや、ちょっと取り乱しましたわ。」

あぶない・・・。
ってかいくと、本当にそうかのことを・・・？

「あのさ、二人ともけんかしないで。」
｢｢けんかしてませんわ｣｣

ってなにハモってんだよ。


「・・・あっっ！」
『『なに？』』


「今度はバレンタインデーよ！」