この話しを聞いて
正直、悠生から離れていけば…と村木は思っていた


何故なら…


あの青龍の娘


こんな闇に住む人達の中に引き込みたくたかったから


でも


‘村木さん。話してくれてありがとう
これで私の気持ちは決まりました。
悠生さんが私と生きていってくれるなら、私は悠生さんの力になりたいと思います’


真っ直ぐな澄んだ瞳で美菜は言った


それを見て村木は反対するなんて出来なかった



‘貴方は白蛇の名前にふさわしい’


村木は心の中で思った