母親の香と


悠生、美菜、3人が部屋に残った


「美菜…正直言って反対だったの。黒弦神と関わる美菜の事考えると…ね」


「大丈夫です。美菜には危険な事はさせません。そして私が一生お守りします」

「お母様…私ずっと神龍会には要らない存在だと思ってた…

青い瞳を持ってても女だから意味がないと…」


「美菜…」


「でもね。悠生は必要としてくれた。一人ぼっちの闇から救ってくれたの」


「だから…神龍会に必要ない人間じゃなくて、神龍会を守れるように見つめていたいの。この青い瞳で」


悠生は美菜の手をギュッと握りしめた


「フフ…わかったわ、悠生君。よろしくね。美菜も神龍会も」


「はい!」


「さてと。悠生君
今日は泊まって行きなさいね。
多分…夜は大騒ぎになると思うからね」


「えっ…」