そう…


目の前の男
村上修吾は


俺の事を知っている美菜が知らない


闇の中の俺の事を…


心の奥底に閉じ込めた


黒くドロドロしたものが溢れてきそうで止められない


いつの間にか美菜の事を忘れて


村上修吾をほとんど外に出したことがない


黒いオーラをまとい睨みつけていた