「只今もどりました」


目の前にいる
父親と兄に挨拶する

「卒業おめでとう」
と父親が言ったが直ぐに


「美菜。昨日の返事はどうした?」

と聞いてきた


(…返事って?)

悠生が目線を足元に置いて考えていると隣から信じられない言葉が出てきた


「お父様。返事をする前に1つ聞いて下さい」


「なんだ」


「今日で…この村木悠生の護衛をおろして下さい」


「なっ!!」


「訳を言え美菜」


「私は見合いして、そして嫁ぎます。なので早い内に村木は他の仕事にした方が良いかと…」


「美菜!!…さま」