車は家の前に止まって2人は降りて


父親の待つ部屋に向かう


前を歩く美菜を見つめながら悠生は


(…美菜の父親の所に行くのか?何故俺も一緒なのか…)


美菜は扉の前に立ち

(コンコン)


「入れ」


中から低い声が聞こえた