「美菜様…大丈夫ですか?」


「ええ。大丈夫…
悠生…」


美菜後ろを振り向き微笑んだ


「えっ…と」


突然の事で悠生は戸惑った


(どうしたんだ…)

前を向き教室へ向かう


(…最後くらい名前で呼ばせてね)


教室に向かい別れる間際に


「…み…美菜…帰り正門で待ってるから」


悠生は美菜の青い瞳を見つめた


「うん。待ってて…悠生…」



そして…


式も終わり
お世話になった先生達に挨拶して


正門に向かった


外には黒い車が止まっていて前に悠生が待っていた


「「卒業おめでとう」」



そして2人は車に乗り家に向かう