「あーそうだ。名前聞いても良い?」


‘サキ’


「サキかぁ…俺は達哉。
達哉って呼んで。
サキって呼んでも良い?」


‘達哉 サキで 良い’


「聞いても良い?サキは年齢は?いつからこの森にいるの?」


‘えっ と…’


「あっ‥ごめん。ゆっくりでいいから。後言いたくなければ良いよ」


いつもなら知らない人は遠ざけるのに
自然と打ち解けている自分に戸惑うサキ

‘大学生 村木 知り合い’


「大学生だったら同じ年位か


村木の爺さんの知り合いでここに居るんだね。

女の子がいるのは不思議に思ってたんだよ」


‘達哉 は?’


「俺?…」