「サキは…ちょっとあって…あまり話せないの。一時的なものなんだけど。
でも年齢は美菜さんと同じだから仲良くしてほしいわ」


母親は寂しげな顔で美菜を見た


「私もお友達になってもらえるとうれしいです」


「良かった…」


美菜と母親が話している間、悠生とサキはまだ話しをしていた


(サキさんって長身でスーツが良く似合うな。男の子?かな)


美菜は2人を見ていたら


「おい。いい加減にしろ」


父親が2人に言った
そしてサキはそのまま部屋から出て行った


悠生が美菜の横に座り


「ごめんな美菜。後でちゃんと話す」


美菜は軽く頷いた



「そろそろ戻らないとならない。美菜さんすまないな」


「いえ。ありがとうございました」


「帰りはちゃんと悠生に送ってもらいなさい」


と言って両親も部屋から出て行った