ーー…夜が明けた
暖かい日差しが2人を包む


「ん…おはよ」


「おはよう。よく寝てたね」


「えっ‥悠生寝てないの?」


「ん。少し寝たよ。でも美菜の寝顔見てた」


悠生は美菜のおでこにキスをした


「美菜。今日俺の家に来てほしいんだ。ちゃんと話さないとならない。良い?」

「私は大丈夫だよ。でも…私で大丈夫かな…青いし…」

美菜は人とは違う自分の目を気にしていた


悠生は美菜の頭を手でクシャっとして笑顔で答えた


「うちの家族はみんな知っているよ。この前は早く連れてこいって五月蝿かった。特に祖父がね」


「…森にいたお祖父様?」


「そうだよ。美菜が良ければ
2人で森に住む予定だよ。あそこなら安全だしね」


「悠生…嬉しい。ありがとう」





ーー…
2人は藤川家の人達に挨拶を済ませて村木家に車で向かった