部屋に入ると
2人は部屋の奥の水槽を見つめた


「かいま…お前も森に行く?」


「連れてってもいいよ。祖父も喜ぶから」

悠生は美菜の肩を抱いた


「あの時…ごめんな。助けてあげられなくて」


窓からはあの日と同じ月光が差し込み、空は一面の星空だった


「あの時…窓越しの悠生を感じられなくて辛かった…
でも今は近くに居れて暖かい悠生を感じれるから幸せだよ」

2人は自然と唇を合わせた