『修ちゃん~デートしようよぉー』

今はおうちデート中。

「してんぢゃん。」

『外行きたいよぉ~』

いっつもおうちデートだもん。

「嫌。」

私の願いは二文字で消えた。

『なんでぇぇ!!』

「日に当たりたくない。」

家にいたってあたしのこと相手にしてくれないくせに…


『もういい!修ちゃんなんかずっと家にいて干からびちゃえばいいんだッ!!もう知らないー別れる。』

言っちゃったよあたし。

さすがに優しい言葉くらいかけてくれるよね…

「勝手にすれば。」

はっ・・・?

今、なんと?


『……………』

「なづながそうしたいならおれは別にいいよ。」

久々に名前を呼ばれて嬉しいはずなのに、全然嬉しくない。

てゆーか、修ちゃんはいいの?あたし別れて?

修ちゃんにとってあたしってそんなもん?


『……ックーヒッ……ー』

あたしー泣いてる??

『ごっ…めんね、アハハ…』

修ちゃんは、始めからあたしのことなんて好きじゃなかったんだ、、、


でもやだ。修ちゃんから離れたくない。たとえ修ちゃんがあたしのこと好きじゃなくても…

『うわ~んッ!やだよぉ~別れるなんてやだぁ!!修ちゃんが好きなの~そんなこと言わないでぇッ』

「・・・」

修ちゃん、ドン引きだよねッ!どうしよ~…

『えっと、あの…えーぁ』

あたふたするあたし。

「ん、だよぉ~~!」
はへぇ?

いきなり叫ぶ修ちゃん。

「俺のこと嫌いじゃねぇーの」?