そう言って宏に力強く抱きしめられた

優華は宏の事をそういう対象としてみた事は一度もなかったし

2人とも結構な量を飲んでいたので冗談だとおもって軽く流す


「まじ冗談きついから笑 てか痛いから話して」


そう言うと更に腕の力を強め


「冗談なんかじゃねぇよ。俺まじでお前の事好きなんだけど」


そう言って宏は軽く触れるだけのキスをしてきた

キスの後の宏の悲しそうな真剣な顔をみて優華ははっとした

少し前に茉莉恵に宏の事をどう思っているか聞かれ

ありえないと笑いながら答えたときの

ちょっと悲しそうな顔を思い出した

本気なんだと気づかされ、なんと答えるか必死に考える

宏は大切な友達と思ってたけど

それでもYESという答えは絶対に出せないし

ずるいかもしれないと思いつつも宏に考えてみると一言言い残し一人で部屋に戻った