あれから何時間が経ち、宏は外の空気を吸わないかと

いいかんじに出来上がった優華をベランダに連れて行かれた


「夜景きれいだし風も気持ちいし最高ー」


と叫ぶ優華の横顔を微笑みながら宏は見つめる

吸うか?と宏が取り出したセブンスターに自分で火を点ける


「お前さぁ、まじで恋愛とかしたくねーの?」

「急に真面目な顔して何言ってんの?優華は裏切られたり、人と真面目に向き合うのが嫌なの。知ってんでしょ?」

「じゃぁ今お前の事本気で好きで絶対裏切らないって誓う奴がいてもか?」