いろとりどりに飾られたオーナメントの隙間に、 そっとチェーンをぶら下げる。 キラキラしながら舞う雪を受け止めているそのリングは、 しばらくゆらゆらと揺れた後、 まるで、そこにはまることが前から決まってたように、 そっと動きを止めて木の枝にその体を添わせた。 陽菜…さよなら。