よほどびっくりしたのか、紺野の声は少し裏返ってた。



「なんだよ、その声・・・。俺行くって」


「haru・・・」


「よく考えたらこうなることはなんとなくわかってたんだ。だから、最後の、本当の最後のけじめをつけに行く。そのかわり・・・」


「その代わり・・・?」


「それが終わったら少し休みをもらえねぇかな、って。本当、俺のわがままだけど」


「・・・・・・」


「いつも、ごめんな」


「あやまるなよ・・・お前のわがままは慣れてるっていつも言ってるだろ?」



明るい紺野の声が、いつも俺に元気をくれてるんだ。


お前は本当に、本当にかけがえのない俺の最高のマネージャー、相棒だよな。


これで別れることになるのかもしれないけど、


本当に、今までありがとう。


「haru・・・お前俺がそれから離れるだろう、って思っただろ?」


「へ?」


「ばーか。なにがあっても、お前のマネージャーは俺しか出来ないんだよ!またharu復活にむけてがんばっていこうぜ!」



紺野・・・・っ!



「ありがとう・・・」


「泣くな!お前らしくないから・・・」


って言いながらお前も泣き声じゃん。


「気持ち悪いわ・・・こんな電話で大の男2人・・・」



ふざけて言おうとしたけど、その言葉すら言えない位感動してたんだ。


本当に、サンキュー、紺野。