「陽菜ちゃんっ!」


悲鳴にもにたカズマのお母さんの声。



「陽菜!?」



もう泣いているような舞の声。



その中で、まぶしそうに何回か目を瞬きさせて、



陽菜が目をゆっくりと開けた。




瞬間、



俺は安心?感動?



とにかくなんにでも感謝したい気分で。



は~~・・・っと深く息を吐き出しながら、



握ってる陽菜の手に顔をうずめた。



よかった・・・



本当によかった。