朝の町並み。 この時間、いつもはあまりタクシーの通りはないのに、 今日に限ってすぐにタクシーはつかまった。 ドアが開かれた後部席の扉に、手をかけたけど、 なんとなく、 なんとなく気になって、陽菜の部屋の方を見たんだ。 天使・・・。 ふわふわと白く舞う雪世界の中に。 真っ白のシーツをそのままに彼女が立っていて。 すげー。綺麗・・・。 正直そう感じたんだ。