結局リングは、夜一緒にお店に持っていくことにしたんだ。 なんとなく感じる陽菜の寂しげな様子に、 俺は後ろ髪を引かれながら、玄関に向かうけど。 「陽菜。またあとで」 陽菜、笑って? もう少しだから。 後で必ず会いに来るから。 迎えに来るから。 そうして、玄関のドアは静かに閉まった・・・・・・。