陽菜は「何?」 って気にしてるけど、ちょっと待ってろよ。 でも、その前に、 お前、絶対気づいてないだろ。 俺の左手が握られてるの。 「陽菜、ちょっと目閉じて」 「何?」 「何でもいいから・・・」 陽菜は不思議そうに目を閉じる。 あ~、反射的にキスしたくなる俺。 でも、今はぐっと我慢。