まさか。 頭を振って、もう一度目を開ければ、 白いシーツにくるまった陽菜が、ベランダに続く窓を開けて外を眺めているのがわかった。 陽菜。 名前を呼ぼうとするけど、何故か俺の声は出なくて。 なんでだろう。。。 こんなに近くにいるのに、 なぜかその時、陽菜がとても遠くにいるように感じたんだ。